自動販売機天国？沖縄の自動販売機事情

ラインナップ豊富な自動販売機

日本は国際的に見ても売機の設置台数が群を抜いて多い国であり、自動販売機の設置台数の多さに比例して販売する商品のラインナップも豊富で、飲料だけにフォーカスしても、国内の主要メーカーの主力商品であるコーヒーやお茶、ジュース類など様々なドリンクに加え、天然水がある他、コンビニ限定の商品のように自動販売機限定のドリンクなどもあるのです。

また、自動販売機の定番商品ともいえる飲料のラインナップが豊富であるだけでなく、食品や軽食、ジャンクフードなどの食品類が購入できる自販機もあれば、玩具類の自動販売機があるなど、取扱商品だけに留まらず、自動販売機の取り扱いジャンルも多岐にわたるため、ジャンルも含めて考えれば自動販売機の千変万化といっても過言ではありません。

沖縄の自動販売機は品揃えが一味違う？

基本的に日本国内における自動販売機の取扱商品は、単独飲料メーカーの委託管理下の自動販売機なら、自動販売機を設置し委託したメーカーの商品がラインナップされ、設置者が飲料メーカーでなければ、主要な飲料メーカーの商品をメインに、地方ごとの飲料メーカーの商品をサブ的に加えるのがセオリーとなっていますが、沖縄の自動販売機のラインナップはさんぴん茶(ジャスミンティー)のような紅茶類をはじめとしたローカルドリンクが多い傾向にあります。

沖縄は文化的な特色もさることながら、高温多湿な熱帯地方に次いで高温多湿な亜熱帯地方であり、気候的に水分補給を必要とする頻度が他の地方と比べても格段に多く、500mlの飲料も1lの飲料も飲み切ることを前提とするなど、量の需要が異なる上に、砂糖の含有量が多い飲料を好むなど味覚の面でも独自の需要があることが、沖縄の自動販売機のラインナップの独自性の強さの要因ではないでしょうか。